施設一覧 - 世界平和誓願和石

世界平和誓願和石

(建立)
一九七〇年(昭和四五年)二月一日
(所在地)
静岡県伊東市 蓮着寺境内
(揮毫者)
亀井清堂
(副碑)
身にあまる徳をかしこみ今ここに
祖霊とともに涙潸々
思いめぐらせば四十有余年
聖人の遺徳を慕い俎岩
誓願の碑この処に建つ
祖霊安らかに眠る浄土の郷
大正十四年四月法難に遭う白刃まさに迫る瞬間日蓮上人の姿ありありと映じ危機を脱し同年六月その遺徳を慕うて日蓮岬に到り俎岩を拝す文応の往昔立正安国論を以て鎌倉幕府に諫争し此処に流鏑の厄に遭うとも屈せず祖国救難に立ち向かう上人に思いを凝らすことしばし我また天地と融合一体無心の境に到って電撃の如く強烈なる大極の響きを享けるその大意に云う日本は甚だしく方向を誤る北海道・九州は聖地である満州・台湾・朝鮮に力を注ぐより之を開発せよ軍人が政治に介入して強権を振えば国滅すべしと仍ち茲に世界平和を誓願し以来天声の宣布普及に励むうちに昭和三年田中内閣へ鳩山一郎書記官長を通して天声に拠る謹告文を提出これが治安維持法に問われて下獄すること三度に及ぶ星移り歳替りて四十年偶々謹告文の処理に任じた平沢久次郎・光平父子の奮起と連着寺の協力により聖人足跡の場に建碑を見るに到る一に天意の外なく感無量なり 昭和四十五年二月一日
修養団捧誠会総裁 出居清太郎
亀井安之助謹書
(副碑裏面)
誓願
日蓮の俎岩に目をかせば
日本の危機を教え示せり
俎岩富士の姿にさも似たり
泰然として昔語りぬ
俎は不平もいわず善と悪
料理しながら役に立つなり
日の本は神国なりととなえても
争いするは恥辱なりけり
日月は地球と共にまんまるく
これが日本の大和魂
大正十四年六月十二日
修養団捧誠会総裁 出居清太郎
 

神石・和石

名称 碑文 所在地 除幕日
世界平和誓願和石 世界平和誓願碑 静岡県伊東市 蓮着寺境内 1970/02/01