今月の言葉

2020年1月

天地自然の運行に沿って停滞なく行動する

私の行動を見て、とても敏捷だと人は言う。20余貫もあるのに、人並みはずれてすばやいというのは、こうしようと思うと、スッスサッサと行い、そこにためらいやとまどいがないからであろう。行動の上に停滞がないからであろう。これは体重には無関係である。

「まあ、そんなにお急ぎにならないで、お茶の一杯でも飲んでいってください」などとすすめられると、次に予定があっても、つい座り込む人が多い。断るのは悪いでしょうと言うが、断らなくても言いようがある。私なら、「ありがとうございます。それは人様に差し上げてください」と言って、立ち上がる。
お茶一杯の義理づき合いのために10分遅れ、次の訪問先で大事な人と会えなくなることもあろう。それが原因となって、すべての事の運びがそれからそれへと遅れて、不測の損をこうむることになる。

地球は一瞬の休止もなく回転し続けており、したがって時間もまた刻々に流れている。これは終始一貫の活動である。天地自然の運行はすべて「待ったなし」である。これが自然の法則である。私の行動は敏捷というのではない。ただ、自然の法則に沿うて停滞がないまでである。

(出居清太郎著『敬霊気』第1巻)