今月の言葉

2018年1月

一人の人の背後には幾百人、幾千人の縁ある人がいる

一人の人を罵ったり軽蔑したりすると、その人からかたき討ちされなくても、思わぬ人からかたき討ちされる。それは、相手はたった一人であっても、その人の背後には何百、何千という縁につながる人がいるからである。 顔を知っている人々だけが縁につながる人ではない。顔を知っているのは縁につながる無数の人々の中のほんの一部にすぎないのである。ゆえに相手を一人と思ってはならない。向き合っているのは一人であっても、実は幾百人、幾千人と対話し、交流しているのである。

(出居清太郎著『捧誠読本』5)