今月の言葉

2019年4月

人の欠点を見れば、それは自分にもあると反省する

人の悪い所を見れば、自分の心の中にもこれと同じものがあるのだという自覚を持つ。そしてその持っているものを取り払うように努力する。そこに向上の道がある。心の中に“さかしま”なものがなくなれば、見るもの、聞くことすべて喜ばしいことばかりの喜びの人生が開ける。

人生、長い年月の中には、良いと思ってやっていたことも悪いことになる場合もある。自分は“良いことだ”と信じてやっていても、人から「悪い…」と言われる場合もある。
こういうときに臨んで、腹を立てたり、我(が)を押し通してはならない。「ああそうですか」と、得心できるように常日頃から修養しているのである。「得心」という言霊は「神徳」である。素直に得心するから神徳を頂ける。得心と神徳とは、ものの表と裏である。

(出居清太郎著『捧誠読本』5)