会員の思いと行い

「あなたが変われば、息子さんが変わります…」

出居清太郎先生のご訓話に、

「いのちの親(神)によって用意された道は厳しいが、通れない道ではない、その道を通ることによって幸せが生まれる。いのちの親は、通れぬ道は作ってない、通れる道を作ってある、とお諭しになっておる。これを『神の道』という。
『神の道』は天地自然の法則によって作られたものである。その道は誰が通るのか。神の子が通る。神の子に神が通らせる。子供が通らぬと言っても、親が通らせる。ですから非常に厳しい道で;ありますが、この道を通って、そこに『幸せ』が生まれるのであります。(後略)」

と記されております。

今、私がこれまで歩んできた道をふり返って見た時、教えを信じ、先輩方のご指導を信じ行ってきたことが、今日の幸せをいただいていることに心より感謝ができます。
親元を離れ大学、就職と順調に歩んでいると思えた息子が、仕事のつまずきから心が不安定になり、生活が乱れるという時期がありました。未熟だった当時の私は動揺し、Hさんにご指導を仰ぎ、三代前を調べてみること、そして「あなたが変われば息子さんは変わります」というお言葉をいただきました。

それ以来私は、自分がどう変わればよいのだろうと、必死で教えを求め続けていくうちに、人は自分の力で生きているのはわずか15パーセント、あとの85パーセントは神によって活かされているということを学んだ時に、今までこんなに一生懸命やってきたのに…という思いは私の「我(が)の心」だったと初めて気づきました。

以来私は、天地自然の法則にそっていくとは? 太極に心をつなぎ、いのちの親と波長を合わせていくとは? 事実の奥にある神のみ心とは? 等々、一つひとつの疑問にぶつかりながら、先輩方の体験談や徳ある指導者の元で学んできました。また、家庭では主人と私と息子と三人で敬霊祭を続け、心一つに同じ方向を向き、神のみ前に座ることができた事実は貴重な財産となりました。

ある時から私は息子に、ご苦労さまの念を送りつつ、息子のあるがままを受け入れよう、この子がそうせざるを得ない心を受け入れようと心に決め、そして「天地自然の法則は自由ですから、人が自由にすることを止めてはいけません」という教祖の教えを信じ、息子の行動に対して、「この子の魂がそう欲するのであれば」と心から思えた時に、息子の行動にブレーキがかかり、方向が変わり、息子は本来の自分を取り戻していきました。

自分の人生を振り返った時に、歩んできた道のりにおいて、ここを乗り越える時が一番けわしく、厳しく、苦しかった時期でしたが、「信じて行えば断じて勝つ」という教祖のお言葉を心から味わえたと共に、私の魂の喜びも感じることができました。
「相手の魂は神が動かす」と教えていただいておりますが、私の未熟な魂を開発、開拓、開墾し、成長させるために、いのちの親は、息子の魂にその役割を担(にな)わせて神の子として授けて下さったのだと思います。
現在、息子は福祉の道に進み、数々の資格を取得し、よき上司に恵まれ、重要なポストを与えられて引き上げていただいております。生き生きと働く息子の姿は、私には生成発展しているように映ります。そして、その後ろ姿に、息子の魂を通し、いのちの親に合掌させていただく日々です。

「いかなる試練もいのちの親の慈悲であり、生成発展のための道のりである」と教えられるように、私たち家族が通らなければならない道を、いのちの親が手を引いてお通し下さり、今日の幸せに導いて下さったことに心より感謝いたします。
教訓は誠の道を踏むために 示しくださる親のお慈悲ぞ

(K女 会員の手記をもとに編集したものです。)