会員の声

この身を人のお役に立つことに使わしていただこう

結婚して商売も軌道にのり、3人の子を授かり、やっと幸せな日が訪れたころ、この幸せをくださった神のはからいに報いなければ、また明日へと幸せをつないでいかなくては、という心が動き、ではどうすればいいのか、そうだ、私のこの身を人の役に立つことに使わせていただこうと私の心が決まりました。

ちょうど 国際障害者年に当たっており、町で手話講習会が開かれ、誘われて勉強を始めました。そして講習会終了後にサークルを立ち上げ、聞こえない人と共に学び、少しずつ役立つ喜びをいただけるようになりましたが、ボランティアの受け側はしてもらって当然で、少しでも落ち度があれば激しく非難されることが多く、「天に口なし、人をもって言わしむ」という教えにつながる教訓を心に、我が意を用いず、一つひとつ修め歩んでいくうちに、受け側の人にも人の役に立つことがあるはずだ、役立つ喜びを経験してほしいという思いが出てきました。

そして思いついたのが手話劇です 幸い聾の人たちは表現力が豊かで、何の苦もなく楽しく、賑やかに和気あいあいで取り組んで下さいました。そうするうちにあっちこっちから披露する場をいただくようになりました。 また手話の講師として 小学校や地域の中に引っ張り出され、いろいろな人たちと交流が できるようになりました。そうするうちに ファックス、 メールの時代となり、文章を書く指導という仕事をいただけるようになりました。この時代だからこそ私の力でも役に立てたのだと思います。

「勤勉努力を積み重ねていくうちに必ず徳を積めるような機会が到来する。いのちの親はその人の力を見定めてその時期を与えて下さる。その時にスッと実行できるようにその土台作りが人の行いの努力である」と教えてくださっています。 現在私は80歳近い年齢になりましたが、自分の体力気力に合った仕事の環境を頂いています。与えられた仕事、頼まれた仕事は相手方の心の負担にならぬよう、感謝の言葉をいただけるように知恵を絞り、喜んでさせてもらっています。

日々見聞きする事柄に心が動揺せず、心の葛藤も少なく、喜びに切り替えることができるのは、長年の母との葛藤から学び取ったことだと気づくことが数多くあります。その度ごとに母の愛を感じ、みおしえの徳と力と愛を噛みしめています

(U女)