日々のみおしえ - 9月9日

9月9日

国の為世の為なりと思えども道をはずせば不幸なりけり

人は常日頃、国の為、世の為、人の為と言葉を出して居りますが、国の為ならば自己の足らない所を改め反省して無条件奉仕の実行が必要なのであります。我欲、貪欲を持ち自己の利益を計り乍(なが)ら、国の為、人の為と言う人が多い。自分は欲がない、奉仕をしているつもりだと慢心している人も多い。言葉のみ如何(いか)に上手に言うたとて、万人に認め信じられなければ、一人のみの正しさ、一人のみの行いは自己満足、即ち自己主義なのであります。正しい道を説き、正しい道を踏み行っている様でも、神の道も修めず、人の道を批判して、人を恨(うら)み妬(ねた)み、踏み倒す様な心や行いをしている人も見受けられます。一日も早く改める可(べ)きであります。