日々のみおしえ - 8月10日

8月10日

あの人はどうやこうやと思うより己(おの)が心を磨きましませ

人の行動のよし悪しは何時の世にも変化多く、醜い所を見たり聞いたり、美点を見たり聞いたり、繰り返されて居ります。他人の言動を見て自己を省み、善悪共に教科書として学び修めることは誠に困難で有りますが、そうすべきが修養であります。修はおさめ、養は養うことで、神の道を修め人の道を学び、忠実に実行すべく懸命になれば、人の行動に対する批判等は改めることが出来るのであります。鏡に己が姿が写る様に、心に持つ念は万物に通います。そして又、万物の念も我が心に通って参ります。目にも見えず、手にも掴(つか)むことの出来ない心の念の向上は、富や名誉を得るよりも難しく、この心こそ実に尊いものであります。誠の念を万物に送り、万物の恩恵を信じ戴き、双方思いやりの生活こそ尊いのであります。