日々のみおしえ - 8月9日

8月9日

人ごとのことと思わず改めて誠の道に進みゆかなん

草木は雨風を受けても悲しまず、怒りも迷いもなく、雨風に感謝しつつ成長して居ります。この姿を見て、人は手本とし学ばねばなりません。草木のみならず万物一切は人の生活に貢献して居ります。例えば、牛、馬、鶏等は身を捧げて人の肉体の栄養に協力していることを思う時、心の底から感謝しなければならない筈(はず)であります。然(しか)るに人は、暑いから寒いから、思う様にならないからとか、あの人がこの人がと、人の行動を見て聞いて不平不満の心をもったり、人の悪説を唱えたり、気随気儘(きずいきまま)、勝手な心を持ったりする故に、身に障(さわ)りを受けたり、事業の失敗から行き詰まりを生じたりするのであります。充分改め反省しなければなりません。