7月25日

神は親教えのもとは親心この道理（ことわり）を悟りましませ

神は命の親であり、父母は神を通じ生き証人として神のみ心を受けつぎ、名代となって子を産み育てる責任があるのであります。それ故に孝は百行の基で、親に孝養を尽くす子は万人から尊敬し愛され、仕合わせになって参ります。親の御恩は山よりも高く、海よりも深いことを認識し乍（なが）ら誠業に励み、一時（いっとき）たりとも神仏や親の大恩を忘れる事なく努力をしなければなりません。学び知るのみでなく、一つ学び修めたら一つ実行して善行を怠ること無く積み重ねなければなりません。時により悩み苦しむことのある場合は協力と融和に励み、他人には決して世話になるまい、他人から物を戴くまい等と我執をもたず、世話になり戴いた誠意に対しては、一層忠実に報いる心構えを忘れてはなりません。