日々のみおしえ - 7月16日

7月16日

冬の日も春の良き日もわきまえず努力をせずば花も咲かざる

地上に春夏秋冬があることは、万物が成長して行く為に最も必要であって神の慈愛なのであります。寒いから暑いからといって誠業を怠ったり、人の道を踏み外し、気随気儘(きずいきまま)で日々を過ごす様なことであれば、自然の法理によって戒(いまし)められます。人は戒められることを恐れますが、戒められることを行っているのであります。悪いことと知り、恐しいことと知っていながら、それを行うということは、其の人の不幸を自ら作って居ることになります。不幸の種を蒔き、悩みの種を蒔き乍(なが)ら幸福になろうと思う心は、努力をしながらも結果として無駄苦労になるのであります。花を咲かそうとして努力をしても、花も実も嵐の為に咲かず実らず、不幸に落ちて参ります。よい花を咲かせ実らしていく努力こそ尊いのであります。