日々のみおしえ - 5月29日

5月29日

病む事も病まれる事も迷う種晴れて陽の出る時ぞ嬉しき

人の病み患いは迷う種で、人と人とが永遠に別れる死の時となることもあります。如何(いか)なる人も、人と産まれた時は喜びますが、死ぬ時は其の反対に喜びが悲しみと変わり、迷いとなり、苦しみになり勝ちであります。病む人も病まれる人も動揺顛倒(どうようてんとう)せず、又新たに方針も目的も切り替えて、努力する心構えを忘れてはなりません。地上には陰陽があり、人の道にも裏表があります。地球上のありとあらゆる生物には皆、陰と陽がありまして調和して居ります。陰と陽とが喰い違い、取り違いになった時に、世の破滅となり、生命も亡びるのであります。天地自然の法則は、陰に陽に怠ることなく巡り巡って万物を成長させているのであります。陰は男であり陽は女であり、男女の結合によって子は産れ、子孫が続くのであります。