5月15日

見直して尚改めてよしあしを心で心心しらべて

人の身には絶えず悩み苦しみが転回して参ります。それが為に何時の世も争いが絶えません。万人平和を望むのでありますが、平和の中に争いがあり、平和と争いというものは裏表の様なもので、過去も現在も未来も繰り返されます。夜があれば昼があり、表があれば裏があり、人の世にも人のなすべきことにも裏表があります。裏表をよく理解して、過（あやま）ちの無い様に生活して行くのが人の道であります。神の道には裏表はありません。例えて言うならば火水風には裏表はありません。雲は美しく裏表が無い様に思われますが、白という色があります。雪は解けて水に変われば無色であります。地球は無極から大極となり万物が成長して居りますが、その働きは神であって裏表なく且つ無色であります。