日々のみおしえ - 4月12日

4月12日

其の場では無理な様でも行うて結果よければ人もよろこぶ

人の世は一日を一代と信じ、夜休む時は死んだ時、目が覚めて起き上った時は生まれた時、日々に新たに心の塵(ちり)を払い、汚れを洗い清め、各自の環境に順応し、分に応じて、地位も力も富も凡(すべ)てを備えて行けば、其の日の生活に迷うことは少ない。日が東から出て西に没し、昼が夜となり、地球が回転して行く様に、人の生活も法則に基づいて行けば、人が思い為(な)した業(わざ)が無理の様でも、結果として喜びに回転して参ります。人の知恵では、之(これ)は無理であるか無いか、善いことか悪いことか、判断のつかないことが多い。それが為に無理をし、人に嫌(きら)われ、心が迷いもがいて、争いを生じ、不幸に陥(おちい)る人が数多いのであります。