日々のみおしえ - 3月6日

3月6日

無理やりに通す心は害になり何時の世にかは亡びゆくなり

身体の動きには注意し乍(なが)らも無理な行動が現れます。心の動きは目に見えませんが、見る聞く度に絶えず動いて無理をして居ります。心が動いて身が動き、物が動きます。心に無理があれば肉体に無理がおこり、物の動きを大小に係(かかわ)らず無駄にして経済的に破損を生じます。人の生活には無理無駄が数多く、その為に心は迷い、肉体を患い、物の交流は取違いして経済的に不徳を積みます。心の持ち方、使い方が喰い違いますと、肉体の組織に狂いが生じます。心と体は神体とも、誠体(せいたい)とも申します。誠は天の道、之(これ)を行うは人の道であることを自覚せねばなりません。誠の心で肉体も物も動かせば、過(あやま)ちは無いのでありますが、私利私欲の為に心も身も物も動かせば、いづれの世にか亡び行くことは間違いありません。